札幌医科大学附属病院 看護部

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先輩ナースの声

所属部署の診療科

NICU
(新生児集中治療室)

現在の業務内容とエピソード(印象的な看護ケア、先輩からの指導等)について教えてください。

医師の指示のもと、赤ちゃんに必要な呼吸管理や循環管理、授乳、排泄ケア等があります。また、面会時間の中で赤ちゃんとご両親が触れ合ったり、退院に向けて必要な育児手技が獲得できるよう支援しています。 赤ちゃんたちは、言語的なコミュニケーションをとることは難しくても、表情や反応から伝えてくれることが沢山あります。よって、赤ちゃんの反応や表情を見ながら自分の行ったケアの評価をしたり、今後必要なケアを考えることが大切であるということを先輩看護師さんから教わりました。

医大病院に入職を決めた理由と志望動機を教えてください。

大学病院のNICUで新生児ケアについて学びたいと考えたことが入職を決めたきっかけです。札幌医科大学附属病院のキャリアパスでは、認定看護師コースの選択肢が提示されています。その為、専門・認定看護師の人数が多く、私の目標とする看護師さんが身近にいるという環境にも魅力を感じ、志望しました。

新人研修教育プログラムについて、印象に残っていることや感想を教えてください。

NICUでは、成人の看護ケアに携わらないですが、成人のフィジカルアセスメントや多重課題について紙事例を用いてグループワークをするプログラムがあり、沢山の学びになりました。

病棟の雰囲気や特徴等、医大病院の魅力を教えてください。

病棟の雰囲気や特徴について、NICUでは可愛い赤ちゃんたちに癒されながらも、対象に必要なケアについて先輩看護師さんと相談しながら一緒にケアを進められるところが良い特徴だと感じています。

夜勤はいつから始まりますか。夜勤の業務内容を教えてください。

6月頃から少しずつ始まります。業務内容は、夜勤帯も、日勤帯と概ね業務内容は変わりません。医師の指示のもと、対象の赤ちゃんに必要なケアを行います。

これから就職活動を行う看護学生のみなさんへメッセージをお願いします。

辛い時期かと思いますが、応援しています!

所属部署の診療科

高度救命救急センター

現在の業務内容とエピソード(印象的な看護ケア、先輩からの指導等)について教えてください。

救命センターでは、搬入患者の対応を行う初療からICUでの重症管理、回復期のリハビリテーション、退院支援など幅広い業務を行っています。病期によって看護ケアはさまざまで、そのとき患者、家族に必要となる看護をチームで検討しながら働いています。

医大病院に入職を決めた理由と志望動機を教えてください。

札幌医大病院で看護実習をする中で、教育体制がとても充実していると感じました。また、多くの診療科を有し、災害時も含めて高度な医療・看護を提供する地域の重要な拠点病院でわたし自身も北海道の医療に貢献したいと思いました。

新人研修教育プログラムについて、印象に残っていることや感想を教えてください。

フィジカルアセスメント研修ではABCDEアプローチに沿って患者の全身状態を観察し、正常異常の判断ができるよう知識の確認を行いました。患者の状態が変化することは、日常的に起こることであり、6年目の今でもこの研修での学びを生かして日々働いています。

病棟の雰囲気や特徴等、医大病院の魅力を教えてください。

救命センターは職種関係なくコミュニケーションが盛んで、和気藹々とした雰囲気です。みんなで時間内に業務を終了させられるように協力しているので、ライフワークバランスもバッチリです!また、救命センターもそうですが、医大病院には専門看護師、認定看護師、大学院へ通うスタッフなどがたくさんいるので、自分のキャリアアップについていつでも相談できることも魅力だと思います。

夜勤はいつから始まりますか。夜勤の業務内容を教えてください。

救命センターでは早ければ10月から夜勤が始まります。準夜帯では消灯までのイブニングケア、患者さんが満足のいく睡眠がとれるような支援、深夜帯ではモーニングケアを行います。夜になると不安や症状が強くなる患者さんもいるので、安心できるような声かけ、環境調整なども看護のひとつです。

これから就職活動を行う看護学生のみなさんへメッセージをお願いします。

今は実習、卒論、国家試験に向けての勉強などでとても大変な時期だと思います。また、わたしもそうでしたが、看護師として働くことへの不安も大きいと思います。でも先輩看護師が一から丁寧に指導してくれますし、できることが増えて患者さんに喜んでもらえることで毎日やりがいを感じることができる素敵な仕事です。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています!

所属部署の診療科

手術部門

現在の業務内容とエピソード(印象的な看護ケア、先輩からの指導等)について教えてください。

私たち3年目は11の診療科全ての手術に入り終え、4月からはチーム配属により、それぞれ専門のチームに入りました。①は整形・口腔外科チーム②は心臓血管・呼吸器外科・眼科チームに所属しています。また徐々に時間差勤務、日々の担当手術に加え、後輩への指導という役割を担い始めています。  印象的な看護ケアでは、不安が強い眼科の患者さんが居ました。その方は、2回に分けて局所麻酔で手術を行う予定で、2回とも担当しました。術中はそばで手を握り不安に寄り添うよう努めました。そして、2回目の入室の時、「この前の看護師さん?よかったー!安心する!」と話され、自分の行った看護ケアが患者さんにとっていいものであったととても嬉しく思ったことを覚えています。

医大病院に入職を決めた理由と志望動機を教えてください。

医大病院の新人教育に力を入れているところに惹かれ入職を決めました。手術部門を希望した理由は、インターンシップで見学した際に、1年目の看護師さんがテキパキ動いているのが印象的で、自分もここで働いてみたいと思ったからです。

新人研修教育プログラムについて、印象に残っていることや感想を教えてください。

私たちはコロナ禍での就職でしたので、オンライン上で行うことが多かったですが、オンライン上でも他の部門で頑張ってる同期と会えるのが楽しみでした!また、研修内容も多数あり、現在の看護の知識・技術に結びついていると思います。

病棟の雰囲気や特徴等、医大病院の魅力を教えてください。

手術部門は看護師が多く、和気あいあいとした雰囲気があります。また、手術部門の特徴としては、麻酔科医・診療科医・看護師・臨床工学技士と多くの他職種が関わり、1つの手術が可能になります。  医大は多数の診療科を保有しているため、他科合同手術が可能になっていることが魅力的です。

夜勤はいつから始まりますか。夜勤の業務内容を教えてください。

夜勤は全ての診療科を回り終わってから入ります。ですので、例年3年目の秋ごろから始まります。仕事内容としては、手術が残っている場合は引き継ぎを行います。また次の日に必要な器械や物品の準備、朝一入室する部屋の作成などがあります。それに加え、臨時の手術が来た場合はそれに対応します。

これから就職活動を行う看護学生のみなさんへメッセージをお願いします。

大学病院では毎日複数科の手術が行われているため、幅広い知識や技術を身につけることができます。また、学生の時には学べなかったことが多く学べます。それに伴い少し大変ではありますが、プリセプターを初めとした先輩方に一から丁寧に指導をいただけるため、相談や協力し合いながら働くことができます。是非手術室でお待ちしております!

所属部署の診療科

西5階病棟
(小児科)

現在の業務内容とエピソード(印象的な看護ケア、先輩からの指導等)について教えてください。

点滴や与薬、シャワー介助、処置の介助など一般的なもの以外に、受け持ち患者さんに対してビーズプログラムというものを実施しています。ビーズプログラムは、治療過程を振り返るプログラムで、子どもたちと共に乗り越えてきた治療を振り返ることで子どもたちの勇気や頑張りを讃えながら、心理的なサポートをすることができます。なかなか表出が難しい子どもたちですがこのようなプログラムがあることで看護師との関係性も構築でき、感じていることや辛かったことを話してくれるようになることで、その子にとって何が苦痛でどのように緩和できるのか看護師側でも考えるきっかけとなります。そんなプログラムがあることを知らなかったので、子どもたちをサポートできる1つの手段として受け持ち患者さんに取り入れています。

医大病院に入職を決めた理由と志望動機を教えてください。

病院説明会に参加したとき、症状にアプローチするではなく、症状を持って生活をするという視点が大切だというお話がありました。大切にしている事には、患者様を1人の人間として、全体像として統合して捉えるとあり、病気ばかりに目が行きがちですが、患者さんが元の生活に戻れるように、そして安心して生活していくことが出来るように、生活背景も考えながら看護がしたいと考えていたため、私のしたい看護ができると思いました。また、接遇研修というものがあり、このような研修がある事で、患者さんとの信頼関係や、医療職との関係の構築など様々な場面で活かすことができると考え、志望しました。

新人研修教育プログラムについて、印象に残っていることや感想を教えてください。

研修を重ねるごとに内容がレベルアップしていくので、研修で学んだことを次の研修や臨床で活かせるような内容になっています。研修のプログラムで、他部署の方との交流会があり、悩んでいることを共有できてお話することができる機会があることが印象的でリフレッシュできます。

病棟の雰囲気や特徴等、医大病院の魅力を教えてください。

小児科なので病棟の壁紙や病室の壁紙がかわいかったり、季節ごとに合わせたイベントがあったりととても和やかで楽しい雰囲気です。 研修や勉強会などで教育体制がしっかりとしています。

夜勤はいつから始まりますか。夜勤の業務内容を教えてください。

先輩看護師のシャドーイングは5月に入ってから行い、本格的に夜勤が始まったのは6~7月くらいでした。業務内容は、夜間のラウンド、点滴や与薬、ナースコール対応、早朝に始まるケアや処置などです。

これから就職活動を行う看護学生のみなさんへメッセージをお願いします。

考えることがたくさんで大変かとは思いますが、入職してやりがいがあることばかりなので働いてからの自分を想像しながら頑張ってください!応援しています!

所属部署の診療科

南5階病棟
(循環器・腎臓・代謝内分泌内科)

現在の業務内容とエピソード(印象的な看護ケア、先輩からの指導等)について教えてください。

所属部署は心・腎疾患をもつ患者さんが多くを占めますが、超急性期から慢性期・終末期と幅広い病状の患者さんが入院されています。患者さんの年齢層も10代から90代と多様であり、病状や年齢に沿った観察・ケアを行っています。また、完治せず人生と共に付き合っていく病気であることがほとんどであり、患者さんに疾患管理指導を密に行うことも大きな特徴であると思っています。 先輩からの「私たちのアプローチ一つで、患者さんの人生や病気が大きく変わるかもしれないよ。」という言葉を、働けば働くほど痛感する毎日です。責任感とやりがいにあふれています!

医大病院に入職を決めた理由と志望動機を教えてください。

コロナ流行のためインターンシップが中止となってしまったのですが、当院で看護実習を行う機会が多く、実際の雰囲気を直接感じられたことが大きかったと思います。また、医大に就職した先輩の話を聞く機会があったことも決め手となりました。

新人研修教育プログラムについて、印象に残っていることや感想を教えてください。

実技講習を多く設定して頂き、不安の軽減につながりました。また、実技も細かくグループに分かれ各指導担当の看護師がついてくれており、密にアドバイスを頂けたことも実践につながったと思います。

病棟の雰囲気や特徴等、医大病院の魅力を教えてください。

超急性期の患者さんも少なくなく、カテーテルの件数も多く、正直にお答えするとそれなりの忙しさはあると思います。ですがその分スタッフの団結力はピカイチです。スタッフが明るく楽しく、協力しあって働ける部署だと自負しています。 また、教育に時間を惜しまず熱心に指導をしてくださる先輩が多いです。難しい病態やアセスメント・なかなかうまくできない手技、見捨てず『わかるまでできるまで』暖かく手厚いサポートを一身に受けて育った自信があります。

夜勤はいつから始まりますか。夜勤の業務内容を教えてください。

当科の夜勤では、心電図モニターを含めバイタルサインの測定や症状観察、ADL支援、採血 、検査の準備や処置を行います。このような仕事に加えて、当科の患者さんは重症度の高い患者さんも多く、命に関わる急変が起きることもあります。そのため、夜勤の業務をこなしつつ異常の発見・適切な対応ができるよう、先輩からのサポートの元時間をかけて準備をしていきます。なので当科では12月頃に夜勤導入となりますが、夜勤が入る頃には知識もついており安心して望めます!

これから就職活動を行う看護学生のみなさんへメッセージをお願いします。

実習や卒業研究・国家試験を控えながらの就職活動、本当にお疲れさまです。息抜きをしつつ、残り少ない学生生活もたくさんたくさん楽しんでください!

所属部署の診療科

南10階病棟
(脳神経外科)

現在の業務内容とエピソード(印象的な看護ケア、先輩からの指導等)について教えてください。

脳神経外科では、身体に麻痺がある患者も少なくないため、食事の介助や、シャワー浴の介助といった身の回りのお世話をお手伝いするケアが他の科よりも多いと思います。同じ部分の麻痺でも、程度は患者によって異なるため食事の介助一つとっても、方法は一人ひとり異なります。初めはわからないことも多いと思いますが、先輩方も実際の場面が想定しやすく、自分でどうすれば良いのかを考えられるように指導してくれるので、今後に活かしやすいです。

医大病院に入職を決めた理由と志望動機を教えてください。

学生時代に実習で来て、その時の指導看護師の方がとてもわかりやすく丁寧に教えてくれて、その人のような看護師になりたいと思ったことがきっかけです。また、将来大学院への進学も選択肢として考えていたので、大学院が併設されている分、勉強もしやすい環境だなと思い、当院を志望しました。

新人研修教育プログラムについて、印象に残っていることや感想を教えてください。

フィジカルアセスメントや採血等の看護師として働く上で必ず必要となる基本的な技術の研修だけではなく、フォローアップ研修という、同期入職の皆と交流を深める研修があったことが印象に残っています。一年目は色々大変なことも多くありましたが、同期のみんなと一緒に乗り越えていると感じることができた研修でした。

病棟の雰囲気や特徴等、医大病院の魅力を教えてください。

脳神経外科は病棟の雰囲気が良く、自分も学生時代に実習で脳神経外科に来て、ここで働きたいなと思いました。男性も他の病棟と比較すると多い方だと思うので、男性看護師を目指している方も働きやすい環境だと思います。 医大病院の魅力としては、他の病院では治療が難しいような方が治療をしにくるので、高いレベルの治療やケアについて学ぶことができる点だと思います。また、教育プログラムが充実していたり、大学院も併設しているため、自分の将来のキャリアアップにも繋げていきやすいことだと思います。

夜勤はいつから始まりますか。夜勤の業務内容を教えてください。

病棟によって異なると思いますが、脳神経外科では大体6月くらいから夜勤に入り始めます。入職して2ヶ月ほどで夜勤が始まりますが、先輩が一から教えてくれるのであまり心配はいりません。業務内容については、食事介助や点滴をつないだり、薬を配ったりすることが主です。また、脳神経外科の場合は自分でトイレに行くことができない患者もいるため、車椅子などでトイレに連れて行ったり、オムツの交換の介助をします。

これから就職活動を行う看護学生のみなさんへメッセージをお願いします。

当院は大学病院なので、患者さんが多く様々な疾患を学ぶことができ、高いレベルでの看護を学ぶことができると思います。最初は不安も大きいと思いますが、先輩方も優しく指導をしてくれます。また将来、認定看護師や専門看護師といった資格を取りたいと考えている方にもおすすめです。みなさんと働けることを楽しみにしています!

所属部署の診療科

北6階病棟(産科周産期科)

現在の業務内容とエピソード(印象的な看護ケア、先輩からの指導等)について教えてください。

当院の産科周産期科はハイリスク妊産褥婦を多く受け入れています。外来から継続した看護が必要な胎児疾患を持つ妊婦へのケアや、産科危機的出血の母体搬送対応、医学的適応の和痛分娩、未受診妊婦の飛び込み出産、母体合併症妊婦の管理などが特徴です。一方で、対象となる患者はある意味「普通のお母さん」でもあります。どんな患者であれ、幸せな家族を形成していくためのごく一般的な助産ケアを基盤に、平等に、ウェルネスの視点を持って支えていくことを大切にしています。

医大病院に入職を決めた理由と志望動機を教えてください。

当院は札幌市のみならず北海道の周産期医療を担っており、助産師として広く深い経験と知識、技術を養うことができると考えたからです。

新人研修教育プログラムについて、印象に残っていることや感想を教えてください。

新人研修では、病棟での学びの基礎となる幅広い内容を学びました。他部署の同期とともにグループワークなどを行ったのが印象的です。自部署の中にいるだけでは得られない気づきもありました

病棟の雰囲気や特徴等、医大病院の魅力を教えてください。

お互いに協力しあってケアや業務を遂行しようとする病棟です。PNSが根付いているので、先輩後輩の良さを生かしながら日々のケアを行っています。

夜勤はいつから始まりますか。夜勤の業務内容を教えてください。

初めての夜勤は5月頃です。まずは産後の母子のケアを行うことから始まります。慣れて行く中で徐々に夜間の経膣分娩や緊急帝王切開などの対応を行えるようになっていきます。

これから就職活動を行う看護学生のみなさんへメッセージをお願いします。

迷うことも多いと思いますが、良い選択をできるよう応援しています。当科に興味があれば、ぜひ一緒に働きましょう。お待ちしています。